借りた本と、読了『陽だまりの人』『噛み合わない会話と、ある過去について』

おうち時間。いかがお過ごしですか?

私は、家で本を読む時間がとっても増えました。

昔から本を読むことが苦手で、
子どもに読み聞かせをする習慣もなかったのですが(後悔しています)、

最近は毎週のように図書館へ行き、
目に留まった本を借りるようになりました。

加えて、先日ちょっとしたことから再び連絡を取り合えるようになった
ちょっとだけお姉さんな(笑)お友達Aちゃんも
本が大好きということもあり、

今日はその彼女が勧めてくれた本を見つけたので
借りてきました。
乃南アサさん作、『引金の履歴』です。
Aちゃん、ブログ読んでくれてるかなー♪


乃南アサさんは、先日読んだ『いちばん長い夜に』につづき、2冊目。

石田衣良さんは、先日の『約束』で涙したので、
今日も目にとまった本をパラパラめくって、
借りてみました。

『読む力、聴く力』 は、
お友達Iちゃんが教えてくれた心理学者、河合隼雄さんの名前を見かけて
手に取りました。
穏やかな文体が好きなので、ふむふむ、と気軽に読みたいです。


読了し、返却したのは2冊。
1冊目は、『陽だまりのひと(著:藤岡陽子さん)』です。


弁護士がひとりの法律事務所で働くシングルマザーのお話で、
モデルは私か?(オイ)と思って借りた本でしたが、

話の主体となるのは、
その法律事務所に訪れる、市井の人たち。

刑事事件、民事事件、労働事件、
様々な事件に寄り添う弁護士さんの視点と、事務員のそれとはやはり、
法律家とそうでない人の違いを感じて、
あぁ、先生(自分の上司)も普段からこう思う事もあるのかもしれないな、などと
気付きがありました。

法律事務所で働いていると、
「事実は小説より奇なり」という言葉を、日常的に感じます。
この本はおそらく、事実に基づいていることもあると思う。

事務員がここまでするかな?と思う部分もありましたが、(;'∀')
ひとつひとつの事件に対し、
判決で白黒つけることがなかった(事件の結末まで追わない)ことが、
とっても良かったと思いました。
この本で焦点が当てられていたのは判決(善悪)ではなくて
その事件との向き合い方と、その後の生き方だったからです。

考えさせられては、法律を知っているのといないのでは
生き方に大きな差が出得るのだろうなぁと思わずにいられませんでした。
終わり方はとても温かくて、本当にどこかに実在してくれたら
事務員さんとお友達になりたい。笑


もう一冊、返却したのは
『噛み合わない会話と、ある過去について(著:辻村深月さん)』

いや~、怖かった!!(良い意味です!笑)
この本は、怖かったです。2回言いますが、良い意味です。

教員と生徒、母と娘、同級生同士。
怒りのエネルギーを保ち続けたまま時間を経た者たちの
そのエネルギーが言葉に変化して、爆発する。
それも、静かに。

当たり前ですが、私も子ども時代を経て
今こうして大人になったから、
どちらの立場にもなれるんですよね。

ありふれた日常が背景なので、
自分の過去や現在に重ね合わて
その場所に居合わせているような気持になれたのも
この本の魅力の一つだと思います。

だから余計、こわかった・・!
怖い、と感じる時点で私は、
小、中学校でいじめられた経験があるにもかかわらず、
加害者意識の方が高いのかもしれません。

言葉はよく選ばないといけないなぁ‥ と思いました。

****

在宅勤務が増えて
仕事部屋を整えたら、
そこがだんだん、私の部屋になって。

目や耳に障るものから逃げられる空間になってきました。

静かで、落ち着く。一番リフレッシュできる。
音のない空間が、私には必要みたいです。

さぁ、自分のペースで読み始めてみよう。
楽しみ♪





Clickして頂けると嬉しいです。
  ↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

コメント