『自己破産は救済』という言葉。読了『火車(著者:宮部みゆきさん)』(おまけ:薄切り肉でロール白菜)


お友達Iちゃんに紹介してもらった、
宮部みゆきさんによる『火車』を読みました。



ケガのために仕事を休職中の刑事が、
行方不明になってしまった女性を探すミステリー。


初版は1998年なので、20年以上前の作品ですが
非常に読み応えのある一冊でした。

読んでいる途中で思ったことは
「前の事務所で働いている時に、
 この本に触れていたらよかった」
ということ。

それくらい、『自己破産』という事件について
細やかに、でも非常に分かりやすく書いてあります。
注)当時と今とでは裁判所の手続きが変更になった部分はあります。

今の事務所では扱いが無いのですが、
前の職場の時に、
自己破産の事件は何件か扱ったことがありました。

始めのうちは、
私自身がクレジットカードを日常の買い物でほぼ使わないこともあって、
『自己破産』という言葉を聞いただけで、
なんだかこわい… と思いながら仕事をしていたのですが、

当時、自分の離婚事件でお世話になっていた弁護士さん(職場の弁護士ではないです)と
話をしているときに
彼女が「自己破産は救済だから。」と仰ったことをきっかけに
見方や考え方が180度変わったことを思い出しました。

悩んでいるときは、やはり、
プロに相談するに限る。
と思うようになったのも、この時でした。

一人の女性が運命に翻弄されて
『自己破産』に至るまでの経緯と、背景。

描写は非常に迫力があって、
特に後半になるにつれ、どんどんのめり込み、
通勤時間があっという間に感じるほどの作品でした。

電車の中での読了後は、呼吸を整えて
しばらく余韻に浸っていました。
図書館に返却する前にもう一度、
始めからザッと読み直したいと思っています。

それにしても、
自分がこの厚さの文庫本(582頁)を
読めるようになる日がくるとは…w



そして、この記事の一番最初に載せた表紙。
作品を読み終えた後にブックカバーを外して
こうして改めて表紙を見てみると、
物語の凄味と虚しさを感じます。

またひとつ、
本の面白さを知りました。


***


在宅勤務だった今日。
夜ごはんには、ロール白菜を作りました。
頂いた、山梨『Kisvin』ブランドのシャルドネと一緒に。


ソースに、玉ねぎと生トマトを使ったので、
白菜の中は、豚の薄切り(塩こしょう)のみ。

私は、ひき肉を使うとなかなかキレイにできないし
調理に時間もかかるので、
サッと湯通ししておいた白菜を広げて
その上に薄切り肉も広げて

端から、白菜とお肉を一緒に
くるくるーっと、まるめてしまいます。
帯はベーコン。

自分のために作った夜ご飯だったけど、
子ども達にも好評だったので、嬉しい。
満足です☆

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