御徒町ワイン食堂『PAPIN（パパン）』さんと、M先生。（写真は私です）

先日、

私にとってのワインの先生、M先生に

とっても素敵なお店に連れて行って頂きました。

御徒町ワイン食堂、『パパン』さんです。

→パパンさんのHP

この日は、とっても、とっても楽しみにしていて

気分が昂（たかぶ）りまくっていました。

店員さんはみんな、ボーダーのロンＴと

カーキ色のエプロン。

木の温かみを感じられる明るい店内には

Ｍ先生が激推しのソムリエさんがいらっしゃって

私が先にお店に入ったその時からもう

「✨いらっしゃいませ✨」

って、

アイドルと体操選手を足して2で割ったような、

健康的なスマイルを見せてくれました（マスク越し）。

早速持ってきてくださったメニューの中から

Ｍ先生は辛口のスパークリング白、

私は辛口のスパークリングロゼを注文しました。

お店の雰囲気によく似合う、

少しカジュアルなフルートグラスを上っていく微細な泡が、

口に含むと、のどにヒューッと流れて、

心地よくて

最高に気持ちのいいロゼでした。

雰囲気と、その時間の流れを途切れさせたくなかったので

ここまで、写真は撮りませんでした。

この日の目的は、M先生に

「たるたる（オーク樽）な白を教えてもらう」こと。

M先生の

「たるたるの、辛口の、白。ボトルで何本か（見せて）…」

という注文に

ソムリエが

ボトルを４本も持ってきたくださり、

一本ずつ、すらすらと、

魔法みたいに説明してくださいました。

フランスが2本、イタリア1本、南アフリカ1本。

「選んでいいよ」っていう天からの声が聞こえたので

私が直感で選んだのは、南アフリカ。

照明の具合もあるかもしれないんだけど、

しっかりとした色がついている、白ワイン。

その色にぴったりの、ふくよかな香り。

とっても勉強になったのですが、

白でも、こんなにも豊かな白なら、

グラスは『ぽってり』が良い。

香りの届き方が、全然違うんだ、と思いました。

私がいつも、スッキリ系の白を選びがちなこともあって

白ワインにはそれ用のグラスしか使っていなかったけれど、

これからは白でも、香りによっては

ぽってりを使いたい。

「これがたるたる（樽樽）な白だよ。どう？」

って聞かれて、

「ぉおいしい・・・！」

としか言えなくて、

あぁ、私も魔法が使えたらいいのに、って思いました。

温かくなってくると、香りが立って、

また違う味わいになったりするので、

たまりませんでした。

お料理も、素材が素晴らしくて、

自分ではなかなか作れなそうな、珍しいメニューが豊富。

しかも、量が！すごい！！

ジビエのパテ。

スパイスのバランスが良くて、ジビエの臭みなど全く感じない、

旨味を存分に味わえる一品でした。

白子のソテー。

バターと優しい塩が絶妙。

スープみたいに飲みたかった。飲めばよかった。

マグレ鴨とフォアグラのロースト。

この絶妙な焼き色。

しっとりして、香りが高くて

弾力があるのに口の中でほぐれる感覚は

赤ワインが進む進む･･･

この他にも

アリゴの舌ざわりが忘れられないし、

有機野菜のクリュディテ（盛り合わせ←調べた）に入っていた

キャロットラペのクミン（←調べた）も斬新だったし、

れんこんのハニーマスタードソースに

「からしれんこんだ。」って言ったM先生

めっちゃかわいかったし、

ホタテのウニソース（卵なのでひと口だけ頂きました）の

なめらかさと、香りは、

それこそ、たるたるの白にぴったりな濃厚な味わい。

全ての料理で、

ワインとのマリアージュを楽しめたので、

赤、白、赤、赤、白、みたいな感じで（旗揚げゲームか）、

カベルネソーヴィニヨン、ソービニヨンブランも頂いて、

終盤ではなんかもう、こんなんなって

（しかも、対面にもまだあった）

Ｍ先生「これ、2人よな？」

笑

こうしてブログで振り返っていると、

切ない気持ちになるくらい、

パパンさんに居た時間は本当に楽しくて、

夢のような時間でした。

誰かとお酒を楽しむ時間は

本当に貴重だし、

何より今回は、お料理もじっくり味わって、

香りや味について話して、

お酒もこんなに種類を楽しむことができて

とっても充実した時間でした。

今回は、ごちそうになってしまいました。

Ｍ先生とのご縁には、本当に感謝しています。

もう、飲みすぎて食べ過ぎて、

後半の記憶はぶっ飛んでいますが

絶対、また近いうちに行きたいお店です。

本当に美味しくて、楽しい気持ちになれる、

最高のお店でした。

カウンターもあって、

一人でも十分楽しめそうなので

いつか、フラッと

仕事の帰りに行きたいです。

M先生撮影の、

産地の違うカベルネ２種類を嗅ぎ分けんとする私。

M先生「片鼻ずつ嗅いでるから、混じってるでしょこれ」

香りは両鼻で。

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