リクエストはチャイコフスキー。【緩和ケアというご決断をされたRさんへ】

ずいぶん前に、
mixiのピアノコミュで知り合った男性「R」さん。

愛妻家で、最近ではお孫さんのかわいいご様子も
Facebookに載せていらっしゃいました。

何度か、ピアノの演奏会でご一緒させていただいたことがありますが
紳士的で、言葉遣いも人柄もおだやかで
たくさんのご経験を積まれていることは、
お話がとっても面白いことから感じました。

鍵盤に向かう時間をいつも楽しんでいらして、
その情熱は、今も当時とお変わりがありません。

そのRさんが、4年前に病魔に侵されてしまい、
その事をFacebookで拝見したときは驚きましたが、
その時はどこかで、きっと治る!!って思っていました。

でも、他人のそんな思いなんて、無責任です。
なんの根拠もないのですから。
Rさんは、想像を絶するほどの4年間の闘病生活を経て
今回、緩和ケアを選択されました。

大変なご決断だと思うし、
お気持ちを察するだけで、どれほど悔しいお気持ちかと思います。
『覚悟は決まっています』という投稿をFacebookで見て、
強い、本当に強くて優しい方なんだな、と
改めて思いました。

こういう時、応援したい気持ちはあるのに
気の利いた言葉も、贈り物なども、何も思い浮かばない私。
どうしたものでしょうね。

何か自分にできることはないかな… 
と思いつつ、
Facebookに「次の選曲どうしよう」などと
能天気な投稿をしたところ、
そこのリプライに、リクエストをくださいました。

それは、チャイコフスキーのOp.37「四季」より、
6月(舟歌)と、10月(秋の歌)です。

私にもできることがあった!と、思うと嬉しくて、
すぐに楽譜を手配しました。


そう。
私にも、できることがあった…

って、思ったのですが

「あなたにもできることがあるよ」って、
私の方が励まされたような気がしています。
それは、日ごろからのRさんのお人柄が
そう感じさせてくれているのかもしれません。

初めてのチャイコフスキー。
どんな発見があるかな。

そして、曲がまとまってきたら、
Facebookのライブ動画で配信しよう、と思います。
Rさんが「オンライン💚」になっている時を見計らって。

***

緩和ケア。
本や話では聞いたことがあるけれど
私の身近にはそのような選択をした人はまだいないので
どのような日々を送られるのか、想像することしかできません。

その時の様子を患者さん側から発信してくれていたのは
フリーキャスターの小林麻央さんだなぁ… と思い、
更新されるたびにリアルタイムで読んでいたブログ【KOKORO.】を
改めて読み返しました。

彼女は、「ブログは自分の吐露の場所」と
書いていたけれど
私にとって麻央ちゃんのブログは、
『日常ってすごいことなんだ』と思わせてくれた
大変偉大な作品です。

麻央ちゃんのブログの文中には
「祈りのパワーは科学的に証明されている」
という一文がありました。

Rさんが、できる限り長く、苦しまず、
ご家族と幸せな時間を過ごせますように。


Rさん!!
勝手を言ってごめんなさい。
どうか、待っていてくださいね!!



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