41歳にして知る、チームプレーの醍醐味【稲毛おんぶらす第5回ファミリーコンサート】

去る7月22日に、
稲毛おんぶらすのコンサートがあり
ピアノとパーカッションで出演させていただきました。

数年前からおそらく、毎年開催されていたコンサート。
昨年はこのような状況で延期せざるを得なかったそうです。
きっと今年も当日を迎えるまで、
いつ会場から中止と言われてもおかしくない状況でした。
ここにくるまで、
どれほどの苦労があったことだろう、と思います。


本番の前日には、
衣装の「おんぶらすTシャツ(通称:おんT)」に
張り切ってアイロンをかけ笑、

迎えた当日。

千葉県も感染の拡大が確認されていたので、
どうか、中止になりませんようにと思いつつ準備をして
誰からもLINEが無いことに安心して出発しました。

午前中のリハの様子です。


みんなのシルエットが浮かび上がった様子が
とっっってもきれいだったんだけど
写真にするとなかなかうまく撮れないなぁ



これは、ピアノからの景色。

ピアノはYAMAHAのフルコンでした。
おこがましいのですが、このピアノには
「古き良き、日本の職人技」を見たような気がしました。

最近は、繊細で煌びやかな音色のピアノが多い中、
象牙の鍵盤から伝わって響く音色は
とっても重厚で、安定感があって。
「どんとこい!」って言ってくれているような貫禄。

あぁなんか、頼もしい!!という想いでもって試弾して、
「とっても素敵。よろしくね。」ではなく、
「親方、よろしくお願いしゃす!!」
って心の中で唱えました。


リハの後は、楽屋でリラックス。
温かいパーカッションパートのみんなで爆笑して過ごし、

迎えた本番は14:00。

いつものピアノの本番は、
出番を袖で待ち、一人でステージに臨みますが、

今回は緞帳が下りている状態で
あらかじめステージに「みんなで」いたので
ドキドキソワソワ というよりは、
ワクワクしていました。
やっぱり、ステージはテンションがアガります。


最初の曲『TANABATA』は、
緞帳が上がり切る前に演奏を始める、という段取りだったですが
私は、「緞帳」に慣れていないので
「え、なになに!?こんなに速いスピードであがんの!?」
って思いつつ、
始めのユニゾン(これマジで激ムズだと思う)がみんなから鳴った瞬間
指揮者のめぐちゃんを見たら、彼女が感極まる表情をしていて。

この表情がもう、全て。
そこからの約30分(1部)は何も心配せずに
大きな船に乗っている気持ちになれました。

みんなで一つの曲を演奏する、って
こんなにもすさまじい。
一体感。エネルギー。奥行き。
本番ではティンパニも借りることができた(この伝手があるのもおんぶらすの魅力)ので、
ステージの床を伝わって響いてくるその迫力に大興奮してしまい、

これらを全部感じながら、
コーフンを顔に出さないようにするのに必死になりつつ
どこか客観的に聴きながら(これは失格かもしれん)、
演奏に参加していました。

1部(前半)最後の「想い麗し浄瑠璃姫の雫」で
ピアノパートを担当したのですが
指揮のめぐちゃんがどうしたいのかを、可能な限り汲みたくて
私なりに神経を研ぎ澄ませながら、親方(ピアノ)を頼りに、
ピアノにしか出せない世界を出し切りたい気持ちで弾きました。

全体とピアノのバランスまでは
ステージにいると分からなかったけれど
自分の役割は全うできたように思うし、
みんなの演奏も、確実に、これまでで最高でした。


2部(後半)は、客席で楽しませてもらいました。
アンサンブル、コスプレ笑、寸劇、ダンス。
たくさん練習した演出も大成功で、
タイミングもばっちり。

拍手も笑いも絶えなかった。
それぐらい、見せ場がたくさんありました。

詳細はおそらく、後日掲載されると思うので
時々チェックしてみてくださいね。


おんぶらすって、素晴らしい才能がたくさん集まっているんです。
ひとつの会社にできるんじゃないかな?と思うほど。

その証拠にほら。

おそらくお札が入ることを想定されずに
(あるいは、お札が入れられないように作られた)募金箱。

これがお客様の反応なんですよね。
応援したい、っていう気持ちと
素晴らしかった!っていう気持ちの現れです。


***


今回の合奏練習には、半年(もうちょい?)ほど前から
毎月1回程度(もうちょい?笑)参加していましたが
そのたびに、
演奏が磨かれていくのを感じていました。

まるで、ちょっと見ない間にグッと大きくなる、
友達の子どものように
すくすくと成長している様子を聴きに行くのが
毎回、本当に楽しみでした。

子どもの頃から「団体行動」や「チームプレー」とは
無縁だった私。
今も「ピアノ」という個人種目しかしていないし
職場でも、事務員は私一人です。

今回こうしてみんなと一緒に
ひとつの目標に向かって参加させてもらったことは
私にとって、とっても貴重な体験でした。
参加できたことに、感謝のきもちでいっぱいです。

団員の皆さんは、この日にたどり着くまでに、
たくさんの壁があったはず。
それらをほぼ2年かけて乗り越えて、迎えられたこの日は
感動もひとしおだったことと思います。

真剣な表情。和やかな雰囲気。
そして、上質な演奏。
みんな本当に本当に素敵でした。
感動をありがとうございました。

このブラスバンドに友達がいることを
誇りに思います。


大成功、おめでとう!!!



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