調律を終えて。ピアノ、リハビリ開始。


2022年が始まって、
すでに、2月も下旬。

自分でも
どうしてここまでになってしまったのか、と思うほど、
ピアノに全然気持ちが向きませんでした。

昨年の5月にショパンの舟歌(Op.60)を本番に載せたあと、

憧れだったピアノソナタ2番(Op.35)の練習中に
手を傷めて

さらに、
自分のピアノに対して、
侮辱されるようなことを聞いて(見て)、

私のピアノなんて所詮そんなもんだよなと
ちっぽけな自尊心がなくなって

それからというもの、
まったく、本当に全く、
気持ちが向きませんでした。

刺さった言葉というのは
なかなか溶けないものですね。


いつか再開できるときは来るのだろうか。
弾きたい、と思う時は来るのかな。と思いながら
ピアノを眺めるだけの日々。

不安な気持ちを抱えたままでもいいから、
自然と気持ちがピアノに向くように
自分のタイミングを待っていたら

先日、長男が
「リストのラ・カンパネラってどんな曲だっけ‥」
と呟いて

大昔に弾いたことがあったので
こんなだよ、って軽い気持ちで
ピアノに触りました。

よりによって、超難曲だったのでww
もちろん、音も外しまくりでしたが

なんだとっても不思議な気持ちでした。
鍵盤がとっても遠かった。

その流れで、
中断したままだった平均律を弾いてみたら
思っていたより覚えていたけど
思っていたより弾けなくて、

嬉しいような悲しいような気持が乱れて、
なんだか涙が出てきました。


その数日後に迎えた、
昨日の調律。


このピアノを購入した時から
もう10年以上もお世話になっている調律師さん。

調律を始める前に
「どこか気になるところありますか?」
と聞かれて

「最近あまり弾いていなくて‥」

と答えたら
「そうですか^^ 
 では、少しずつ見ていきますね」

と、良い意味でさらりと受け入れてくれて
いつも通りに弦を見てくださり

久しぶりに全開になったピアノは
空気が入れ替わったように思いました。



調律師さんが帰られてから
ずっと気になっていた曲、
J.S.バッハのパルティータ集4番の譜読みをしました。

調律をきっかけに再開したい、
という気持ちが
どこかにあったのかもしれません。

指は思うようには動かなくなっているし
譜読みの勘も鈍くなっていたけれど

リハビリこそ、ロジカルに。
ここから焦らずに、少しずつ、
また再開していきたいと思います。



ピアノの撮影をしていたら
椅子に乗ってきたウチの猫。
ブレたww



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